初めまして、イアルと申します。今回はシーズン5終了2,3時間前に最高4位まで行ったサンダース入りの雨パの紹介をしようと思います。
【構築経緯】
水タイプの高耐久ポケモン(ミロカロスやアシレーヌ、ラプラスなど)や、ダイジェットで素早さを上げてくる飛行タイプのポケモン(リザードンやトゲキッス、ウォーグルなど)の弱点を突くことができる電気タイプのポケモンに着目。
自分が電気タイプに求めた要素
・DMリザードンを単体で上から一撃で落とせること。
→キョダイゴクエンやダイジェットを打たれる前に処理したいため。
・電気技を無効にする地面タイプで最もメジャーであるドリュウズや特性避雷針を持つポケモン(ライチュウやトゲデマル)に対して有効打を持っていること。
→電気タイプのポケモンを有効に使うには、これらのポケモンを早急に処理する必要があるため。
・DM時、ドリュウズのダブルダメージ地震を耐える物理耐久、アシレーヌ@命の珠のハイドロカノンを耐える特殊耐久をもっていること。
→これらのポケモンを無視して動かしたいときのため。
→これらの条件に当てはまったのが、控えめサンダース@命の珠しかいなかったため、採用決定。
→隣に置くポケモンとして、サンダースへの単体地面技を吸うことができ、ダイアースでのD上昇を許さないこの指とまれが使えるトゲキッスを採用。
→後述するダメージ割合からかみなりを採用する必要があるので、特性雨降らしで雨状態にできてサンダースと相性補完もいいペリッパーを採用。
→ペリッパーを採用したので、すいすいアタッカーを採用することに。ここまでの3匹ではDMバンギラスが怪しいので、素の素早さがバンギラスより速く、高火力の物理格闘技が使えるカジリガメとカマスジョーが候補に挙がる。いわなだれの範囲技と諸刃の頭突きの高火力技を使え、フィニッシャー性能の高いカジリガメに決定。
→雨パのトリル対策はナットレイと相場が決まっているので、問答無用で採用。
→ここまでの5体では、晴れパにいるフシギバナがきついので、とんぼ返りで襷を割りペリッパーに替えることでカジリガメの特性すいすいを発動させることができるドラパルト@スカーフを採用。
→ランクマッチを潜っていると、晴れパのダイマックスするフシギバナや鉄壁ナットレイに超絶苦戦を強いられることが判明。ドラパルト@スカーフの変更を余儀なくされる。ノリでルンパッパやガオガエンを試してみたが微妙だったため、フシギバナに強そうなドラパルト@ラムの実を採用。鉄壁ナットレイ?何それおいしいの?
【個別解説】
サンダース@命の珠
特性:蓄電
性格:控えめ
実数値:149-×-86-177-116-169
努力値:68-0-44-244-4-148
技構成:かみなり/泥かけ/シャドーボール/見切り
H:10n-1
B:DM時、陽気ドリュウズ@命の珠のダブルダメ(242~283ダメ)+珠ダメ(14ダメ)確定耐え
C:ダイサンダーでh12振りDMアーマーガア(175-105)を15/16撃破(346~408ダメ)
h4振りDMアイアントを15/16撃破(266~316ダメ)
手助けダイサンダーでh252振りDMラプラス(237-115)確定一発(476~562ダメ)
h252振りDMアシレーヌ(187-136)確定一発(400~476ダメ)
h228振りDMミロカロス(199-145)を珠ダメ込みで15/16撃破(374~445ダメ+19ダメ)
h244d4振りDMトゲキッス(191-136)確定一発(400~476ダメ)
ダイアースでh4振りドリュウズ(186-85)を15/16撃破(185~218ダメ)
h4振りセキタンザン(186-110)をC実数値94のドラパルトのダブルダメの波乗りダメ込みで確定一発(286~338+88~104ダメ)
h4振りジュラルドン@突撃チョッキ(146-70)確定一発(148~177ダメ)
手助けダイアースでh156d4振りDMジュラルドン(165-71)確定一発(330~390ダメ)
手助けダイホロウでDMドラパルト(177-95)まで確定一発(354~419ダメ)
サマヨール@進化の輝石(147-153)まで確定一発(148~177ダメ)
サマヨール@進化の輝石(147-171)を7/16で撃破(133~159ダメ)
D:端数
S:リザードン抜き抜き調整
この構築の最強DMエース。何で誰も使っていないのか分からないレベルの強さであり、雨の苦手なポケモンを粉砕していく(草タイプを除く)。エレキフィールドが展開された後は、ガラルの守り神に変貌する。
舐められることが多く、手助けダイサンダーや手助けダイホロウを打っているだけで勝ってしまうこともあった。積極的に手助けダイホロウをドラパルトやサマヨールにぶちかましていく。
他のポケモンに対しても、ダイホロウのBダウンが強く、後ろに控えているカジリガメやナットレイとのシナジーもある。
また、泥かけという技が命中100%ダウンなので、相手が浮いてなければ無限の勝ち筋を作れる。
今回は採用しなかったが、ウェザーボールやあくびなども覚える。
ちなみに、現在使える電気ポケモンの中で最も合計種族値が高い(シルヴァディを除く)。
トゲキッス@リリバの実
特性:強運
性格:図太い
実数値:191-×-161-140-137-100
努力値:244-0-252-0-12-0
H:16n-1
B:ぶっぱ
D:端数
サンダースを守る騎士。この指とまれ要因の守るは個人的に外せない。また、手助けもサンダースの確殺範囲が広がるので、すぐに決定。ダイサンダーと相性が悪いので、あくびは不採用。襷で耐えた相手を削りたいことから,
タイプ一致かつ命中安定のマジカルシャインを採用。鉄壁ナットレイが重すぎたのと、相手の襷が削りたいのにバンギラスが隣にいてマジカルシャインが打ちにくいことが何回かあったので、特性を天の恵みにして2割やけどがある熱風ワンウェポンでもいいのかもしれない。
持ち物に関しては、サンダースの苦手なDMドリュウズなどのダイスチルを耐えて時間を稼ぐためにリリバの実。
ペリッパー@気合の襷
特性:雨降らし
性格:控えめ
実数値:136-×-120-161-90-117
努力値:4-0-0-252-0-252
技構成:熱湯/暴風/追い風/守る
H:端数
C:ぶっぱ
S:ぶっぱ
雨降らし要因。後出しすることがよくあるので耐久に振ろうかと思ったが、火力も素早さも削りたくなかったのでcsぶっぱ。特にいうこともないオーソドックスな襷個体。
カジリガメ@拘り鉢巻
特性:すいすい
性格:意地っ張り
実数値:166-183-110-×-80-126
努力値:4-252-0-0-0-252
技構成:アクアブレイク/諸刃の頭突き/馬鹿力/岩雪崩
H:端数
A:ぶっぱ
馬鹿力でh252振りDMバンギラス(207-130)を8/16で撃破(380~448ダメ)
ずっと確定一発だと思ってたのはここだけの話。
S:素の状態でウォッシュロトムより速く動ける可能性があるのでぶっぱ安定。
すいすい時ダイジェットを一回積んだリザードン抜きにもなる。
本構築2体目のエース。一応キョダイマックスの個体だが、滅多にダイマックスしない。雪崩や諸刃の外れが負けに直結しやすいため注意。
ナットレイ@食べ残し
特性:鉄の棘
性格:呑気
実数値:181-114-201-×-137-22
努力値:252-0-252-0-4-0
技構成:ジャイロボール/ボディプレス/宿木の種/守る
H:ぶっぱ
B:相手のナットレイへのボディプレスのダメージを少しでも増やすためにぶっぱ
D:端数(なおシーズン中は振り忘れていた模様)
本構築の裏エースであり、トリックルーム対策を一手に担う。このポケモンがいるだけで炎技を持ってるポケモンを選出しなければならないため、炎ポケモンにしか炎技を搭載していなさそうな相手には雨を通しやすくなる。圧倒的選出誘導枠。トリックルーム相手にはこのポケモンでダイスチルでBを上げて、相手を詰ませに行くこともある。技構成に関しては、相手のナットレイに強くするために鉄壁を入れたかったが、鋼技がある方が使いやすそうだったため却下。
ドラパルト@ラムの実
特性:クリアボディ
性格:意地っ張り
実数値:179-189-95-×-95-179
努力値:124-252-0-0-0-132
技構成:ドラゴンアロー/ゴーストダイブ/鋼の翼/空を飛ぶ
H:10n-1
A:手助けダイホロウでサマヨールを落としたいのでぶっぱ。
手助けダイホロウでhbサマヨール@進化の輝石(147-200)を11/16で撃破(140~168ダメ)
サマヨール@進化の輝石(147-189)まで確定一発(150~176ダメ)
S:最速110族抜き、ダイジェット一回で晴れ状態の控えめ葉緑素フシギバナを抜けるように。
この構築の迷走枠。ちなみに努力値配分はHPを見ての通り、命の珠で使っていた流用個体である。晴れパ対策に入れたポケモンだが、ほとんど選出することがなかった。ほんとはこのポケモンを出した方がよかった試合は何回かあったのだろうが、サンダースでゴリ押そうとしてしまった。
技構成はタイプ一致のドラゴンアローとゴーストダイブ、ドラパ+この指ミラーで強くなれるダイスチルを打てるように鋼の翼、フシギバナの上をとることができるようにダイジェットの元技で威力の高い方の空を飛ぶを採用。
【選出】
サンダースが刺さっているパーティ(リザガアピッピや高耐久水ポケモン+サマヨールなど)
先発:サンダース+トゲキッス
トリル要因がいないorトリルをしてこなさそうな場合はカジリガメ。トリルを決められそうな場合はナットレイ。
h12振りアーマーガア(175-105)より固いかどうかで手助けが必要か判断する。
水タイプがミロカロス以外の場合、手助けダイホロウで突っ込むことが多い。
トリルを貼られても問題ないときは、ラプラスに手助けダイサンダーを打つ。
・この指+トリル(ブリムオンイエッサン(♀)、トゲキッスシャンデラ
など)
先発:カジリガメ+トゲキッス
雪崩+この指or雪崩+マジシャor全体技+ナットレイ引き
一番安定するのは、雪崩+この指。
先発:ドラパルト+トゲキッス
後発:ペリッパー+@1
のはずだったが、サンダースでゴリ押し戦法してしまった。
この手のパーティはほとんどリザードンは選出されない。
・たまにする投げ方①
先発:サンダース+カジリガメ
後発:ペリッパー+@1
どちらのポケモンで攻めるか、決めかねるとき。
・たまにする投げ方②
先発:ペリッパー+カジリガメ
後発:4体のうちから2体
よっぽど雨が刺さってない限りしない。
【課題点】
・鉄壁ナットレイ、トリル下のローブシン、DMフシギバナが重い。
・ドラパルトへの手助けダイホロウが読まれるときつかった。
【最後に】
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。よかったら、サンダースを使ってやってください。
【参考記事】
カ・エールさんのブログ
(https://hiromoti.hatenablog.com/entry/2020/03/06/152450)
バルドルさんのブログ
( https://barudoru.hatenablog.com/entry/2020/03/07/17385)
リバティノートさん